強風、白波、そしてエンスト・・・

GAiGO

2007年11月19日 18:54




11月18日(土)、スウェーデンからのお客さんを乗せて出航。

キックボクシングのコーチの小櫻さんと、そのスウェーデン人の奥さんのご両親が鹿児島を訪問中ということでご招待しました。

小櫻さんの奥さんはなんと、スウェーデンで新極真空手軽量級国内チャンピオンです!
当初は奥さんも来られる予定でしたが、練習中に足払いを受けて腰を痛めたということで来られませんでした。

しかし、それが幸いだったかもしれません・・・







昨日の穏やかな秋晴れは一転し、強風が吹き荒れ、白波がたつコンディション。

ヨットは初めてという年配のご夫婦を乗せるということで出航自体を躊躇うほどでしたが、
とりあえず出航して1時間ほどで引き上げることに。

久しぶりの航海ということで、船底には海草やカキがワサワサ 
エンジンの回転数を上げても思うように進みません。







外岸壁を出ると、セールもあげていないのに少しヒールするほどの強風に襲われます。

ということで、一旦は準備していたセールも結局上げず仕舞いで、終始エンジン航行することに。

磯方面に船を向け、持ち寄ったパンやお菓子をポットのコーヒーでいただきました。







桜島の岸沿いの溶岩を見せようと桜島側に向かいますが、あまりの強風に途中で引き返すことに。

風は収まる気配を見せず、いつもは波穏やかな錦江湾が白い牙を剥き出しにして容赦なくGAiGO号に襲い掛かります。








やっと堤防内に入ると、海上保安庁の船が岸壁で一般公開されているのが見えます。



その時!



ガタガタッ という音がすると、エンジンが止まってしまいました!

何度試してもエンジンはかからず、船は徐々に沖に流されていきます。


海上保安庁の船を目前になんという皮肉!



あれこれ試した挙句、近くで『cafe 潮音館』を経営する「ペインターかわさき」社長の川崎さんに携帯で電話をしてみると、潮音館のすぐ裏手の自宅にいるからボートで迎えに来てくださるとのこと。




(今年4月の新入生歓迎甲突川クルーズより)

約15分後にボートが到着するまでの間は、セールを半分だけ出して船をコントロール


ロープを渡して港まで牽引してもらうと、ヨット置き場の近くでロープを離して見事着岸!
川崎さんがいらっしゃらなかったら大変でした。ホントに感謝・感謝です。


セールも張れず、エンジントラブルにまで見舞われて、スウェーデンのご夫婦にとっては手荒い初セーリング(もはや「セーリング」ではないかな)となってしまいましたが、終始笑顔で楽しんでくださいました。


    

関連記事